お手軽な見積もりは失敗するもとかも
2021年07月16日(金)
先日、東京のサイト運営者からお電話をいただき
しばらくお話をしました。
そのサイトというのは外壁塗装というワードを
Googleで検索したとたん画面に広告があふれ出てくる
サイトの一つでした。どのようなサイトかというと
大まかな住所と施工内容を入力しただけで
数件の工事業者から見積もりが来ますよというもの
数年前からそのような依頼はたくさん来てました
最初はFAXで○○市に外壁の塗装工事を予定している
施主がいるので見積もりを出してほしいというもの
で、具体的な施工内容は全く書いてなくて
一度業者登録をしてほしいようです、
(この後のことはあまりよくわかりません)
実は建築設計事務所も数社から見積もりを取って
施主とともに見積もりを開封して、工事施工業者
を決めているということを以前から行っています。
一見同じように見えて決定的に異なるのは
設計事務所は施工内容に責任を持つこと、業者の選定にも
一定程度の責任を持っていること、当然施工管理も
行います、そして施主から設計料と管理費をいただいて
施工業者からはお金をもらわないことです。
先述した通りサイトからは一方的にほんの少しの情報
しか送られてきませんしなぜ私どもの会社を選択したのか
という基準も書いてありません、
(話を聞くとHPがあったからということでした)
なのでサイトの運営者は建築のことも改修工事のことも
塗装工事のことも何も知らないようです。
なので、私どもとは縁が全くありませんということで
丁重にお断りをいたしました。
執筆者/監修者
株式会社北伸 代表取締役
次郎嶋 延吉
1級土木施工管理技士・2級建築施工管理技士・外壁劣化診断士・監理技術者・赤外線建物診断技能士・高所作業車・フルハーネス・クレーン運転・危険物取扱・建物仕上診断技術者・石綿含有建材調査・有機溶剤
一般的には漆だとか柿渋だとか丹塗りとかという古より日本にある塗り物と塗装というのは全くの別次元なものです。塗装というお仕事というのは、基本的に明治以降おもに当時のパリ万博に漆の職人さんが出向いてその技術を伝来したのが始まりとされています(長崎の出島周辺を除きます)そこから始まって150年たった現在、塗装は大きく進歩しました。
その進歩した塗装の技術を使って皆様のお役に立ちたいと社員一同皆、日々頑張っております。
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