低汚染リファイン
2021年06月17日(木)
さて、前回の終わりに書きましたが、
サイディングにとてもいい塗料が出来ました。
エポキシ系のシーラーを下塗りとしてしっかりと
塗付量を守って塗布することで密着が向上し、
さらに上に塗る塗料もこれまでの塗料とは塗膜の
基本的な設計の仕方が違うのか塗付量を若干多めに
塗布することで上塗でしっかりとサイディングを守って
いくという設計になっているようです。
(あくまで個人的な感想ですが)
すみません、使用後でラベルが破れていますが
超低汚染リファイン1000MFという塗料です。
その名の通り汚れません、と、いうより
汚れを雨などで流してくれる塗料になります。
さらに程よく柔らかいために外壁に密着して防水効果も
十分にあります。
さらにはサイディングというのは意外に熱を貯め込む
性質があります。一度夏場の朝、東面の外壁を計測したら
朝の9時台で52℃ありました、まだ気温が28℃くらいでしたが
サイディングは熱を吸収していました、もちろん夜には
急激に冷めていきます。この熱の変化がいろいろな問題を
引き起こします、まずはサイディングの膨張と収縮が
おこり、サイディングを固定している釘が徐々に抜けていきます。
目地に充填しているコーキングにもよくありません。
また、熱を放散するのが室内側ですと断熱材によって
遮られますが当然その熱は少ないほうが効率は良いわけです
話は長くなりましたが、この塗料の特徴の一つに遮熱性能
がとても良いのです。
塗るだけでサイディングの性能が何ランクも上がるのです、
耐候性もフッ素樹脂を使用していますので超が付くほどの
耐候性を持っています。
そんな夢のような塗料ですが
ちょっとお高いのが唯一の難点でしょうか・・・。
執筆者/監修者
株式会社北伸 代表取締役
次郎嶋 延吉
1級土木施工管理技士・2級建築施工管理技士・外壁劣化診断士・監理技術者・赤外線建物診断技能士・高所作業車・フルハーネス・クレーン運転・危険物取扱・建物仕上診断技術者・石綿含有建材調査・有機溶剤
一般的には漆だとか柿渋だとか丹塗りとかという古より日本にある塗り物と塗装というのは全くの別次元なものです。塗装というお仕事というのは、基本的に明治以降おもに当時のパリ万博に漆の職人さんが出向いてその技術を伝来したのが始まりとされています(長崎の出島周辺を除きます)そこから始まって150年たった現在、塗装は大きく進歩しました。
その進歩した塗装の技術を使って皆様のお役に立ちたいと社員一同皆、日々頑張っております。
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